かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン2025とは
開催日:2025年4月20日(日)
開催場所:茨城県土浦市川口運動公園J:COMフィールド土浦
参加賞:
1.「 大会オリジナルマフラータオル」 または「 地元名産品」 のうち、いずれか
2.地元コシヒカリ玄米100%使用「備食ライス」
完走賞:100年木桶仕込みしょうゆ「紫峰 鮮度保持ボトル200ml」

参加賞&完走賞
おまけでフィニッシュ後にDRY ZEROとマックフライポテトsの無料券を頂きました。
参加カテゴリー:フルマラソン
レース所感
6月に参加予定の奥武蔵ロングトレイルレース(35km)は暑い時期の開催です。その暑さに少しでも慣れるため、あえてこの時期に行われる「かすみがうらマラソン」にエントリーしました。
かすみがうらマラソンは、私にとって特別な大会です。10年以上前に初めてフルマラソンに挑戦したのがこのレースで、その時の記録は4時間45分でした。
今回は「過去の自分を超える」と意気込んでスタート。25km付近までは目標通り良いペースで走れていました。しかし、やはりレース後半でエネルギー切れを起こして失速。
なんとかサブ5(5時間切り)のペーサーに抜かれまいと粘ったものの、35km付近であえなく抜かれてしまいました。そこからはペースを維持できず、走ったり歩いたりを繰り返すことに。
最終的な記録は、5時間8分17秒。
初挑戦の記録を更新するどころか、当時より遅いタイムとなり、「振り出しに戻る」どころか「マイナスからの再出発」だと痛感させられる結果となりました。
1.コースの特徴
1. **全体的に平坦で走りやすい**
前半に多少のアップダウンはあるが、コース全体を通して高低差が少なく、比較的フラットなコース設計です。大きなアップダウンがないため、自己ベスト更新を狙うランナーや、マラソン初心者の方にも走りやすい。
2. **霞ヶ浦の雄大な景色**
*日本で2番目に大きい湖である霞ヶ浦の湖畔を走る区間が多く、広々とした美しい景色を眺めながら走ることができます。特に天気が良い日は、水面がきらめき、開放感あふれるランニングを楽しめます。
3. **変化に富んだ風景**
湖畔だけでなく、のどかな田園風景、特産品であるレンコン畑、崎浜牡蠣化石床・横穴古墳群などを楽しみながら走ることができます。また遠くに筑波山を望むこともできます。これらの変化に富んだ景色のおかげで飽きずに走り続けることができます。
4. **温かい沿道の応援**
地元の方々(主におじいさんやおばあさん)時にワンチャンの温かい声援がコースの至る所でランナーを励ましてくれます。私設エイドなども多く、アットホームな雰囲気も魅力です。
5. **注意点:風の影響**
湖畔を走るため、風の影響を受けやすいのが特徴です。特に後半、湖からの向かい風が吹くと体力を消耗しやすくなります。特に残りの4.5キロは風の影響が大きいです。
6. **日差しを遮るものが少ない**
開催時期が4月のため気温が高く、日差しが強くなることも多い大会です。湖畔や田園地帯など、日差しを遮るものが少ない区間が大半なので、暑さ対策は必須です。
7. **スタート・フィニッシュ地点**
土浦駅から歩いてすぐの川口運動公園がスタートおよびフィニッシュ地点となっており、アクセスが良いのも特徴です。
2.天候と環境
スタート直前の天気はくもり、気温は16度くらいで寒くもなく暑くもなくいい感じでしたが、午後は予報の通り気温が上がり、24℃位になっていたのでは?
レース後半では暑さのためか脱水、脚の痙攣や転倒による外傷などでコース上で倒れている方が多くいました。
私の知る限り、救急車が4台くらいはサイレンを鳴らして現場に急行していました。
6月に参加する奥武蔵ロングトレイルレースは、さらに暑くなることが予想されるので、暑熱順化対策はしっかりしようと思います。
3.装備の選定
いままで使用していたモントレイルのランニングショーツが寿命を迎えてしまい、同じものを購入したかったのですが、残念ながらすでに販売終了となってしまいました。
そして、次回のレースに向けて購入したのが、
モンベルのクロスランナー ショーツ ライト 価格:7,300円
デザインはシンプルですが、軽くてお尻や腿部分がゆったりした作りが気に入って試しに買ってみました。
背面にはチャック付きのポケットもあり、スマートフォンを入れることもできます。
両サイドには縦長の折り返しの付いたポケットもあり、行動食なども十分入れることができます。
実際に今回使用してみて、軽さ、動きやすさ、速乾性、ポケット機能面で申し分のない商品だと感じました。
欲を言えば、もう少し色やデザインにバリエーションが欲しかったとこです。
4.反省点と次回への展望
今年1月に挑戦したウルトラマラソンに続き、今回のかすみがうらマラソンでも、レース中に筋肉が痙攣を起こすことなく走り切ることができました。これは、痙攣対策が一定の効果を発揮している証拠であり、最後まで脚が動かせたという点では、一つの収穫と言えるかもしれません。
しかし、裏を返せば、この「攣らなかった」という事実は、限界域まで自分を追い込めていない、つまり全力を出し切れていないということの表れでもあります。
特にレース後半、エネルギー切れでペースが落ちていく中でも、脚自体にはまだ余力があったような感覚がありました。過去のレースで何度も経験した、あの激しい痙攣の苦しみが頭をよぎり、無意識のうちに「これ以上ペースを上げたら、また攣ってしまうのではないか」とブレーキをかけていたのかもしれません。だからこそ、サブ5のペーサーに抜かれる際も、必死に食らいつくものの、どこか一線を越えられない自分がいました。
攣らないように、攣らないようにと、慎重にペースを刻む走り方は、確かに完走という目標には繋がるかもしれませんが、記録を狙う上では、どうしてもスピードに乗れません。やはり、今の私には絶対的なスピードがまだまだ足りないのだと、改めて痛感させられました。
次の目標である奥武蔵ロングトレイルレースまでは、もう2ヶ月を切っています。残された時間は決して多くありませんが、少しでも自身のMAXスピードを引き上げるためのトレーニングに励みたいと思います。
インターバル走や坂道ダッシュなど、これまで少し避けてきたような負荷の高い練習にも積極的に取り組み、次のレースでは、もっと攻めた走りができるよう準備を進めていくつもりです。

合同会社ORDINARIO業務執行社員/CSCS*D/NSCA-CPT/NSCAジャパンレベルⅡ認定/スポーツ医学検定1級/座右の銘「普通」/ Team 「ULTRUN」/トライアスロンチーム「アイアンノビス」マネージャー/日本トライアスロン連合公認審判員(第3種)
現在は池袋、氷川台にて一般の方を主にパーソナルトレーナーとして活動しています。マラソン、トレイルランニング、トライアスロン愛好家。フルマラソンサブ4達成、ウルトラマラソン100km完走、IRONMANミドル完走。現在、IRONMAN完走を目指し日々精進中。