去る6月9日(日)、今年最大の試練と言っても過言ではないイベント『奥武蔵ロングトレイルレース35㎞』にチャレンジしてきました。
試走では、二日に分けて走ったにも関わらす合計10時間40分もかかり、まったく自信はありません。
ただレースが始まってしまえば、自分を信じて力を100%発揮するだけです。
結果は…
何とか制限時間の10時間内にゴールすることができました。
こうやって図で見ると、まさにノコギリの刃のようです。
何はともあれこれで無事にITRAポイントを2ポイントゲット!!です。
第2回奥武蔵ロングトレイルレースとは
開催日:2024年6月9日(日)
開催場所:埼玉県飯能市
参加賞:Tシャツ
参加カテゴリー:ショート(35キロ)
コース概要:飯能中央公園~多峯主山~永田山~久須美山~東峠~天覚山~大高山~吾野駅~顔振峠~ユガテ~長念寺~かまど山~飯能中央公園
レース所感
詳しくは、試走レポート(前半、後半)にて書いていますので語りませんが、特に前半のサメの歯やのこぎりの歯と称される飯能アルプスはとにかくアップダウンの回数が多いタフなコースです。
なんと言っても私の最大の鬼門は、吾野の関門だ。
12:30までに辿り着かないとならないのだが、Cブロック(8:20スタート)からスタートした私は、実質4時間10分で吾野までたどり着かなければならない。
キーポイントは東峠から先の天覚山と大高山。大幅にタイムを失わないよう歩み続け、予定通りのタイムで通過。
あとは、大高山から吾野まで一気に駆け降りるのだが、ここがまたきつい。
急な下りは、大腿四頭筋に大きなダメージを与える。案の定、途中で右足の筋肉が悲鳴をあげ、魂の悶絶。
『すべては気のせい!』
スタート会場で司会の方の言っていた言葉を思い出し、必殺技、「THE我慢」で残り3分で関門を通過する。
ここで少し休憩とエネルギー補給を済ませる。
長い時間、こうしておもてなしてくれるスタッフの方々には頭が上がらない。
離れ難きを耐え、忍び難きを忍び、レース後半へ
レース後半は、忍耐の一言に尽きる。
痙攣した脚を何とかごまかしながら、顔振峠へ一気に駆け上がる。(正確に言えば歩く。)
ここからユガテまでは、下り基調で走れる区間です。
ハイカーさんに迷惑をかけないよう次の関門、長念寺を目指す。
長念寺の住職の水シャワーに迎えられ、天竺に辿りつく。お気楽極楽である。
ここで頂いたソーメンと白玉ぜんざいは、幸せの味がした。
目標に掲げていた残り2時間で最後の関門に辿り着いたので、もうどんなに辛くても途中でやめるという選択肢はない。
ラスボスのかまど山を越えて30分残しでロードに出られるよう根性で脚を動かし続け、残り時間28分残して飯能アルプスを抜け出す。
ゴールまでのロード2.7㎞は、攣るか攣らないかのペースでジョグあるのみ。
スタートしてから9時間33分15秒、長い旅路もついに終わりを迎える。
間違いなく過去に出たレースの中でも、トップに君臨するほど過酷なレースであった。
走っているときは、二度と出るもんかと思っていたにも関わらず、まさに喉元過ぎれば熱さを忘れるである。
ゴール後は、来年は8時間台でゴールしたいと思っている自分がいた。
合同会社ORDINARIO業務執行社員/CSCS*D/NSCA-CPT/NSCAジャパンレベルⅡ認定/スポーツ医学検定1級/座右の銘「普通」/ Team 「ULTRUN」/トライアスロンチーム「アイアンノビス」マネージャー/日本トライアスロン連合公認審判員(第3種)
現在は池袋、氷川台にて一般の方を主にパーソナルトレーナーとして活動しています。マラソン、トレイルランニング、トライアスロン愛好家。フルマラソンサブ4達成、ウルトラマラソン100km完走、IRONMANミドル完走。現在、IRONMAN完走を目指し日々精進中。