数年ぶりにさいたまクリテリウムを観戦してきました!
2013年の第一回大会を観戦した時よりも多くの方に認知されたようで、観戦者の数も格段に増え、会場の熱気も目を見張るものがありました。
本来であれば、トレーニング指導者として、選手たちがレースに向けてどのように準備しているのかなど注意しながら観るべきなのでしょうが、完全にミーハーなファン目線で観戦してしまいました。
レース後に、さいたまクリテリウム2014年大会の覇者であり、ツール・ド・フランスにおいても幾度もステージ優勝を飾ったドイツが誇るスプリンター、マルセル・キッテルさんが気さくに記念撮影に応じてくださり、涙ちょちょぎれました。
今回のお目当ては、クリテリウムレジェンズの選手たち
何と言っても私がこの目に雄姿を焼き付けたかった選手は、今年でロードレースの第一線からは退き、マウンテンバイクへ転向するぺーター・サガン選手です。今回は、「ツール・ド・フランス クリテリウムレジェンズ」の一員として参加でした。
今大会のために特別に結成されたチーム「ツール・ド・フランス クリテリウムレジェンズ」
クリストファー・フルーム(2013年大会の覇者)、マーク・カヴェンディッシュ(2017年大会の覇者)、ペーター・サガン(2016年大会覇者)、アダム・ハンセン(グランツール20回連続出場記録保持者)の四人、めちゃくち豪華なメンバーです。
忘れてはいけないのが我らが新城幸也選手
そして、何と言っても忘れてはいけないのは、日本人として唯一海外チームから参戦した新城幸也選手、このレースを盛り上げるためにレース開始ぎりぎりまでファンサービスをしてくださっていました。いつもおひとり様参加で孤軍奮闘していたのですが、今回はバーレーン・ヴィクトリアスの一員として参加となり、チームタイムトライアルレースでは、優勝を飾るあたりはさすがです。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムとは
ツール・ド・フランス名を冠した日本唯一のサイクルイベントであり、ツール・ド・フランスで活躍した選手を自分の目で観戦することができるのが「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」です。
開催日:2023年11月5日(日)
会場:さいたま新都心駅周辺
会場周辺では、サイクルフェスタやさいたまるしぇなどレース以外のイベントも開催されており、お子様連れでも十分楽しむことができます。
サイクルフェスタのトークショーでは、自転車競技日本代表であり競輪選手の太田りゆ選手を見ることもできました。
そして、サイクルフェスタの会場をぶらついていると、
悪魔おじさんことDIDIさんを発見!
思わず声をかけて、ツーショット写真を撮ってもらいました。
やっぱり強かったポガチャル
個人的には、レジェンズのメンバーの中で誰かに優勝してもらいたかったのですが、そこは本気の勝負なので簡単には勝たせてもらえませんでした。
脚を残していたタディ・ポガチャルが1着でフィニッシュ
残り10㎞というところでペーター・サガンが飛び出し、このままフィニッシュラインまで独走を期待しましたが、そうは問屋が卸さず、最後は力尽きて3着でゴール。サガンらしいと言えば、サガンらしい結果でした。
フィニッシュラインを最初に通過したのは、タディ・ポガチャル。
ブエルタ・ア・エスパーニャを制したセップ・クスと飛ぶ鳥を落としまくりのタディ・ポガチャルが飛び出した一騎打ちの展開は、最後まで脚を残していたタディ・ポガチャルが腕を回しながら制し、さいたまクリテリウム初出場で初優勝を果たしました。
表彰式でプレゼンターから渡された賞品のブロッコリーを掲げたポガチャルの姿が、とてもお茶目でした。
そして、ツール・ド・フランス史上最多タイ記録となる通算34勝を誇るスプリンターマーク・カヴェンディッシュポイント賞を受賞。
来年こそは、ツール・ド・フランスでスプリントを制し、35勝目を勝ち取ってもらいたいものです。
一時期の強さは感じられませんが、大会を盛り上げるために要所要所で見せ場を作ったクリストファー・フルームが敢闘賞を受賞。
優勝こそ逃しましたが、最後まで優勝争いを演じたペーター・サガン、ポイント賞受賞のマーク・カヴェンディッシュ、敢闘賞を受賞したクリストファー・フルーム、おっちゃんたちもまだ負けてられないぜとばかりにベテラン勢の活躍をこの目で見ることのできた今大会は感慨深いものがありました。
今大会は、以前よりも多くの若い人たちが観戦に来ていた感じがします。
まだまだアジア圏ではマイナースポーツ感の否めないロードレースですが、このレースを観ていた若い人達の中から第二の新城選手、別府選手として本場のツール・ド・フランスで活躍する選手がたくさん生まれることを期待したいですね。
合同会社ORDINARIO業務執行社員/CSCS*D/NSCA-CPT/NSCAジャパンレベルⅡ認定/スポーツ医学検定1級/座右の銘「普通」/ Team 「ULTRUN」/トライアスロンチーム「アイアンノビス」マネージャー/日本トライアスロン連合公認審判員(第3種)
現在は池袋、氷川台にて一般の方を主にパーソナルトレーナーとして活動しています。マラソン、トレイルランニング、トライアスロン愛好家。フルマラソンサブ4達成、ウルトラマラソン100km完走、IRONMANミドル完走。現在、IRONMAN完走を目指し日々精進中。